
四国から近いように思えて遠い九州。今回は船を使ったので多少時短になったけど、それでもお尻が痛くなるほどには車に座りっぱなしになるね。
うみたまごでカワウソさんに癒やされた後は、そのまま海沿いに進んで別府市へ移動。
大分・福岡旅行1日目①うみたまご編はこちら ⇩
お昼も過ぎてお腹も空いていたので、食べようと決めていたお店に直行だ。

⇧ これは食後に撮影した写真だけど、来店した時は店外にもお客さんが溢れていた。

⇧ 来ましたよ、本家とり天発祥の店『東洋軒』(別府市)。中待合で30分ほど待って14時前に席に着けた。平日なのでランチは15時までのはずだけど、まだまだ待ちのお客さんがたくさんいる(帰る頃には落ち着いた)。


⇧ 食べるものは決まっている。彼は「本家別府とり天定食」(1580円)を、私は「本家柚子とり天定食」(1600円)を注文した。

⇧ 10分ほど待ってやってきた「本家柚子とり天定食」。塩をつけて食べてねとの説明があった。柚子とり天は、彼が注文した「本家別府とり天定食」より、とり天の衣の色が薄い。外はサクサク、中はジューシー+さわやかな柚子の風味でバクバク食べれてしまう危ないとり天だった。彼の本家とり天も食べたけど、香ばしくて美味しかった。これは普通の方が味がしっかり染み込んでいて美味しかったかもしれない。
満腹になった後は今日の宿へと向かう。14時から16時の間にチェックインすると、飲み物とお菓子のサービスがあるのだ(こういうサービスに弱い)。

⇧ 本日のお宿はこちら『湯治 柳屋』(別府市)。鉄輪温泉の風情ある温泉街の中でも格別におしゃれな佇まい。宿の真ん前に宿泊者用の駐車場があるのもありがたいところ。

とにかく随所にオーナーのセンスが光る宿だった。

玄関を入ってすぐの階段。中庭の緑に癒やされる。

⇧ フロントはレンガ造り。結局ここで何か手続きをすることはなかった。従業員の方がこちらまで出向いてくれて、座って手続きできる。

⇧ 洋風と和風が融合した落ち着く空間。チェックイン時にはここでドリンクとお菓子のサービスを受けられる。私たちがチェックインした時には先客がいたので、別の入口近くのカウンター席に座った。

⇧ 格子窓から見える景色もいい。向かいの蕎麦屋さんも気になっていたんだけど、生憎この日は定休日だった。

お茶と宿のおすすめであるシフォンケーキをいただいた。このシフォンケーキ、宿泊者へのサービスとして後でプレゼント券をいただいたんだけど(ドリンクなども選べる)、あまりにも美味しくて帰りにもまた買って帰った。『湯治 柳屋』を運営している母体が「サリーガーデン」というシフォンケーキと焼菓子屋さんだそうで、そりゃ納得の美味しさだよなと思ったよ。多分人生一美味しいシフォンケーキだった。
チェックインの手続きを済ませ、(多分)オーナーさんと思われる物腰柔らかな女の人に宿の中を案内してもらった。温泉や地獄蒸し窯、自炊室、セルフでドリンクをいただけるアンテルームなど、ひと通りの説明を受けてから今日泊まる部屋へ。

私たちの部屋は「竹」。本館2階奥の部屋だった。


⇧ 二間続きの和室で、窓から見える緑も清々しい。明治期の建物とのことで、建具など古さはあるけど、どこもとても清潔だった。とても過ごしやすそうで、この時点でこの宿にして良かったと実感した。

障子越しに中庭からやわらかな日差しが入ってくるのもいい。気候も良かったので、空調をつける必要もなく、窓を開け放して過ごした。でも冬場はかなり寒くなりそうな気がする。暖房器具は用意されているみたいだけどね。部屋でのんびり過ごしたいところだけど、すでに15時過ぎている。別府観光するなら急いで出かけねば。

ということで、「明礬温泉」まで車を走らせたよ。

⇧ お目当てはこちら。『岡本屋売店』。
土日祝はそれこそ大行列ができるらしいんだけど、平日に行ったのですんなり入店&注文できた。

⇧ これが食べたかったのよ。「地獄蒸しプリン」。プリン好きとしては外せないでしょう。

最高の景色の中で食べる「地獄蒸しプリン」。とってもなめらかでほろ苦くて美味しかった。
ここからはスピード重視。別府に来たのにまだ温泉巡りをしていない。17時で閉まる施設が多いらしいので、一旦宿に帰って車を置いて近場の温泉まで歩く。



道中の景色も温泉街の雰囲気を楽しめる。道のいたるところから湯気が吹き出ているのがまた趣があっていいね。

⇧ 着いたのはこちら『別府鬼山地獄』。木の陰から手持ち無沙汰の鬼が控えめに「こんにちは」してる。棍棒どこいった。


⇧ 湯気で何も見えぬ。

⇧ お顔がない。触れると何かのご利益でもあるのだろうか?

⇧ こちらの鬼さんはちゃんと忘れずに棍棒を持っている。ちょっとビール腹なのが気になるけど。そしておヘソどうした?

こちら『別府鬼山地獄』の名物は「ワニ」。温泉でちょうどいい温度になった池の中でのんびり休んでいる。温泉の効能でお肌ピチピチ&健康になっちゃうからか、かなり長寿のワニがたくさんいるらしい。

⇧ ワニだらけ。80匹いるワニの1匹1匹にちゃんと名前がつけられている。受け継がれている「イチロウ」くんは何と三代目。初代は大正14年から平成8年まで、71年生きた世界最長寿のワニだったとのこと。もう仙人、もとい仙ワニの域に達していたかもしれないね。


もっと色々見たかったけどここで時間切れ。ゆっくりと散策しながら宿へ帰る。

宿は裏口からも中へ入れる。目の前には地獄蒸しの窯が見える。

⇧ 反対側の玄関からも撮ってみた。いい雰囲気。


⇧ 右手には明治期の名残り漂う談話室や囲炉裏の間がある。地獄蒸し窯で作ったご飯をここでいただける。

⇧ 何気なく置かれている額やタイル、オブジェのセンスがとにかく素晴らしい(望月通陽氏の作品らしい)。ただの古い湯治場とは一線を画していると思う。

夕刻。辺りが暗くなってきて、優しい灯りが畳に影を落とす。

⇧ 地獄蒸し窯の向こう側にはコワーキングスペースとしても使える「アンテルーム」がある。

翌朝の朝食もここで提供される。一人プラス1000円でつけることができたので、今回つけてみた。明日の朝が楽しみ。

⇧ 飲み物は各自セルフで飲みたいものをいただける。基本的なものは何でも揃っているが、彼は変わり種のスパイスが入ったハーブティーを滞在中4杯は飲んでいた。すごくお気に入りだったみたい。

⇧ 好みの花器に花を活けて部屋に持ち帰ることができる。何て素敵なサービスだろう。

⇧ 右が私作。左のこじんまりしたやつが彼作。どちらもセンスがあるとは言えないが、部屋に花があるのはすごくいい。

⇧ 「アンテルーム」からちょっと外へ出て隣のギャラリー・カフェ「アルテノイエ」へ。『湯治 柳屋』では向かいの「ことぶきや商店」と「アルテノイエ」で使える引換券をいただける。「ことぶきや商店」はドリンクで(ビール含む)、「アルテノイエ」はシフォンケーキだ。私たちはシフォンケーキを選んだ。色々な種類から選べて、私は「抹茶大納言」、彼は「メイプルナッツ」を選んだ。いただいたシフォンケーキは冷蔵庫で冷やしておいて、翌日の門司への移動中に美味しくいただいた。かなりの大きさなので満腹になった。

旅行3日目の帰りのサービスエリアでもサリーガーデンのシフォンケーキを見つけて、バナナ味を彼と半分こして食べた。本当に美味しいシフォンケーキだった。また食べたいな。

⇧ 右奥の部屋が今日私たちが泊まる部屋の「竹」。手前にはもうひとつ「梅」という部屋もあるが、この日は宿泊者がいなかったようだ。とても静かだった。部屋にはトイレと洗面所はついていない。正面の鏡がある場所が共用の洗面所。その左の扉が共用トイレだった。古さはあるがどちらも清潔で、何の不便もなかった。

⇧ 先ほどの写真から見た左手。こちらの一番奥にもトイレがある。左側は客室。手前右側に自炊室と地獄蒸し窯へ繋がる扉がある。宿はスリッパなどを履かずに基本素足で過ごす。これがまたくつろげてよかった。

⇧ 「自炊室」。必要なものはすべて揃っている。今回私たちは近くのスーパーで食材を買って、晩ご飯に自分たちで地獄蒸しを作った。

⇧ 地獄蒸しのやり方も蒸し時間もちゃんと書いてある。部屋のタブレットでも詳しく見れるので、事前練習してからも調理できる。

チェックイン時にも使い方は説明される。蒸気のバルブを閉めてから蓋を開けることが大事。


⇧ 海鮮(カニ、エビ、ホタテ、白身魚)と炊き込みおにぎり、もやし、エリンギの豚肉巻きを蒸してみた。12~13分蒸したかな。調味料は自炊室にある冷蔵庫から好きに使っていいとのことで、塩とポン酢で食べた。熱々に蒸された食材がとにかく美味しかった。こんなにお手軽にできるなら毎日食べたいくらい。余すところなく栄養素がいただけるし、すごく健康的な食事だと思う。


⇧ 温泉は2部制。23時に男女が入れ替わる。2階の温泉は露天とスチームサウナ付き。1階は内湯のみ。ナトリウム塩化物泉の「べっぴんの湯」とのことで、夜も朝も2回ずつ温泉を楽しんだ。


⇧ これは彼が朝の4時に温泉に入った時の写真。誰もいない時間に撮らせてもらったとのこと。上が内湯で下が露天。露天は涼やかな風を感じて本当に気持ちよかった。

体も芯から温まってお腹もいっぱい。朝早くから活動したので、とてもよく眠れそう。明日も楽しみに就寝することにしよう。
ここからは早起きの彼が4時に起きて温泉街を散策した写真。





別府は本当に良かった。鉄輪温泉も『湯治 柳屋』もまた来たいと思えるところだった。

朝、宿の部屋から見える景色。温泉の蒸気がモクモク。

下を覗き見ると飲泉できるスペースがある。

朝、温泉に入ってからいただいてみた。ものすごくまろやかで少し塩味のようなものを感じる。空っぽの胃にすっと入って体に溶けていく、優しい温泉水だった。

さあ「アンテルーム」で朝食だ。時間は7時30分と8時10分の2部制。私たちは早い時間の方を選んだ。

⇧ 朝食の地獄蒸し。「和・洋・中」と3種類の朝食があるみたいだけど、私たちは「和」だった(毎日変わるローテション制)。「洋」のパンが出てきても今日は食べようと思っていたけど「和」だったので、安心して美味しくいただいた。熱々でホッカホカ。野菜は旨味が凝縮されているし、おこわのようなご飯もモチモチで美味しかった。野菜ジュースはセルフのドリンクコーナーに置いていたので取ってきた。他にも地元で製造された牛乳やりんごジュースもあった。
朝食を食べた後は、お世話になった部屋をざっと片付けてチェックアウトの準備。名残惜しいけど今日の目的地の門司へと向かわなくちゃね。宿の前では従業員さんが私たち2人の写真を撮影してくれた。2人並んで撮影した写真って案外ないから、こういった心配りに温かい気持ちになった。最後まで素敵な宿だったな。またいつか絶対に来よう。
次は今回の旅の本当の目的地「門司編」。蚤の市大好きなので楽しみで仕方ない。