
午後から有給とってお出かけ。みんなが仕事している時にのんびりできるって何かいいよね。
ゆる「四毒抜き」を始めてから、食べられるものが限定された。いつもなら『messo』にでも行って「キッシュプレート」を食べるんだけど、植物油がNGだと、キッシュもサラダにかかっているドレッシングも食べられない。
⇩『messo』が好きすぎる記事
『messo』に行くのは、もう少し「四毒抜き」の効果が感じられるようになってからの、年1くらいのご褒美にしておこう。その時は大好きな「いちじくのパイ」も食べてやる。
ということで、今現在のお昼ご飯の選択肢は、おにぎりと味噌汁とか、鍋物、海鮮類、十割蕎麦などに限られる。気になっているおにぎりとお味噌汁のお店に行くのもいいなと思ったけど、今日は松前方面に行きたいのでお蕎麦を選択した。こちらもずっと気になっていたけど、なかなか行けなかったお店『手打ち蕎麦 いよ翁』(松前町)。13時前に到着した。

⇧ 熱風がのれんを揺らしまくってる。駐車場がほぼ満車で遠景は撮影できなかったけど、和を体現したような店構えで店内に入る前からワクワクする。こだわりの強い頑固店主がいそうな雰囲気(私予想)。

⇧ アプローチも素敵。一直線では店内に入らせないぞという店主のこだわりを感じる(あくまで予想)。

⇧ 絶えず水が湧き出している手水。いや、手は洗えないから手水ではないな。しかし水の音におもてなしの心は感じる。

⇧ 入口。何とここで靴を脱ぐシステムとは。がっつり裸足で来ちゃったや。中の待合ではお客さんが待っている。満席みたい。私もいそいそと入店してウェイティングシートに名前を書き、空いている椅子に座った。

⇧ 店内は思った以上に狭い。この写真の右側にカウンターの席があって、背筋をピンを伸ばした人たちが蕎麦をすすっている(背もたれのない椅子だった)。カウンターとカウンター内がめちゃくちゃ近い。目の前に職人っぽい人がいて、なにやら作業している。あそこに案内されたら、私も背筋を伸ばして食べざるを得ないなと、ちょっと覚悟した。

⇧ お会計をした若い女性2人組が、テイクアウト専用の「いよ翁オリジナルそば茶ソフトクリーム」(540円)を受け取って帰っていった。何あれ美味しそう、と思ったけど、ソフトクリームは乳製品だ。NGだわ。

⇧ 名前を呼ばれてドキドキしながら付いていくと、待合からは死角にあった席に案内された。カウンター席じゃなかったとちょっとホッとしてしまった。これでこっそり背筋を丸めて蕎麦を食べられる。ふと窓の外を見ると、2方向の窓のすぐ上から水が滴り落ちている。これは演出なのか、それとも排水の不備なのかわからない。こだわりの強い頑固店主なので、きっとこれは演出なのだと思う(あくまで私の想像)。

⇧ 木製のメニュー置きも素敵な佇まい。ちょっとしたところにこだわりが見える。

⇧ おしながき。本当は「お昼のおきまり」を食べてみたかった。しかし出遅れていることは重々承知している。案の定は今日は売り切れ。ということで第2候補の「鴨せいろ」(1800円)を注文した。それにしてもいいお値段がする。さすがはミシュラン1ツ星。

⇧ 注文してすぐに箸と黒胡椒が乗ったお盆だけがやってきた。よくわからないけど蕎麦の到着を待とう。

⇧ 10分ほど待ってやってきた「鴨せいろ」。蕎麦はちょっと少なめに感じるけど、かすかに緑がかったツルピカの蕎麦で香りもいい。

⇧ 何もつけずに一口すすってみる。思った以上にモチモチしてる。食べ応えありそう。蕎麦の風味も豊か。漬け汁はかなり濃い目の味。細切りにしたネギと三つ葉、薄くスライスされた鴨が数枚入っている。蕎麦をつけて食べる。やっぱり私には少し漬け汁の味が濃いかな。蕎麦の風味がわからなくなる。これはシンプルに「ざる蕎麦」にした方が蕎麦本来の味を楽しめたかもしれない。でも「ざる蕎麦」は二八そばって書いてあったんだよな。小麦粉が入っているなら選べないな。

⇧ 漬け汁をそば湯で割って飲む。そば湯はドロリとした感じじゃなく、まったりサラリとしたタイプ。これは美味しい。最後まで飲み干した。蕎麦は少なめに感じたけど、割と食べ応えのあるモチモチ感だったので、お腹に溜まった。美味しかったけど、ちょっと高価なお蕎麦なので、頻繁には来れないな。でも次は彼を連れて来よう。
このあとブラブラしようとエミフル松前に行き、のんびり買い物を楽しんだ。夏服がお安くなっていたので、「ハンプティーダンプティー」で2点購入した。どちらも50%オフ。

⇧ 休憩は定番の『タリーズ』。いつも注文する「チャイミルクティー」だけど、今日はミルク→豆乳に変更して、甘さもなしにしてもらった。スパイスの風味のおかげで、物足りない感じもなく美味しくいただけた。これからはこの組み合わせでいいかな。休憩のお供に持ってきたのは土井善晴先生の「一汁一菜でよいという提案」。
「四毒抜き」を意識し始めてから、玄米ご飯とお味噌汁が私の定番になった。今はそれに「ぬか漬け」もつけている。具だくさんのお味噌汁を大量に作って、昼のお弁当と夜ご飯とにわけて食べている。具は何でもいいと土井先生も言っている。正解なんてものはない。ただ日本の気候にあったその地域で育てられたものは、私たち日本人には1番合っているから、それを意識して食べなさいとのことだ。旬のものを食べるように意識する。そして少しのお魚とお肉を入れてもいい。土井先生はお味噌汁にトマトだってベーコンだって入れる。お味噌汁の包容力はすごいなと、改めて感じるね。

⇧ 先日のご飯はこんな感じ。娘の分も作るから主菜も作る。親子丼にしたけど、ご飯にかけて食べると丼物は流し込んじゃうから、よく噛んで食べるように別々に盛り付けている(娘にはちゃんと親子丼として出した)。そしてきゅうりと大根のぬか漬けが美味い。ぬか漬け始めて本当によかった。いつか娘が独り立ちして、自分だけのご飯の準備でよくなったら、それこそ完璧な「一汁一菜」で過ごしてみたいな思っている。
まったく料理ができない娘(そもそも興味がない)の先行きが不安でしかないけどね。親の方が先に逝くんだから、どうにか自活してもらわないとね。